編集作業に携わって実感したことは、「いま、障がい者福祉は大きく動いている」ということでした。障害者自立支援法によって「地域生活」「自立」「就労」などの目標が明確にされ、制度が組み替えられて、事業所ではその移行作業が今も進められているからです。
そのなかで関係者の皆さんは福祉サービスの継続とよりよい福祉の実現をめざして全力を上げています。このガイドブックはその動きをできるだけ反映し、障がいのある人や家族そして関係者の皆さんに、実際の役に立つ情報をできるだけわかりやすく伝えることをめざしました。
　この事業は独立行政法人福祉医療機構の「長寿・子育て・障害者基金」の助成事業の一環として取り組まれました。同機構及び様々なご協力をいただいた大分県障害福祉課をはじめとする各方面の皆様に心より感謝を申し上げます。
　利用者の皆様には、変化を続ける障がい者福祉がより身近に、そしてより利用しやすいものになっていくことを願いながらこのガイドブックをお届けします。

大分でともに生きるためのガイドブック　改訂版　２００９年